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野菜ジュースやスムージーで野菜不足は補えるの?
では、野菜ジュースなどで野菜不足は補えるのでしょうか。
結論としては「完全に補うのは難しい」と言えます。
なぜなら、これらは生の野菜と同じ栄養成分ではないからです。生の野菜には、ビタミンやミネラル、食物繊維、ポリフェノールなど豊富な栄養素が含まれています。
ところが、野菜ジュースやスムージーでは、前述のとおり加工や時間の経過によって少なからず栄養素が減少してしまいます。
したがって、完全に補うのことはできないのです。
ただし「補完的な役割」として活用することはできます。野菜が十分に摂れていない、摂ることが難しい、というときには野菜ジュースやスムージーで補うのもいいでしょう。
注意点は、野菜代わりにするのであれば、1日1回程度にすることです。加工された野菜ジュースに頼りすぎると、栄養素の不足や糖質の過剰摂取につながります。
また、水溶性ビタミンは身体に溜めておけない栄養素です。
ですから、一度に「1日分」の大量のビタミンを摂っても、その時必要とされている量を越えた分は、体外に排泄されてしまいます。そのため、できるだけこまめに、毎食でチャージする必要があります。
このように、基本的には野菜料理から栄養を摂り、野菜ジュースやスムージーは、あくまで補完的に利用することが効果的です。
野菜ジュースを手作りしてみよう!
野菜ジュースやスムージーは、ジューサー、ミキサーやハンドブレンダーのような調理家電も出回っているので、手作りで楽しむこともできます。
どれも生の食材から作り、その場で摂ることができるという点で、野菜摂取の方法としては、おすすめです。
その場合には、カスまで摂り入れると、食物繊維やビタミン・ミネラルが含まれていて、野菜料理として扱えます。
ただし、カスはジュースでは摂りたくない人もいますので、その場合は、料理に活用して、ハンバーグやカレーに入れたり、ツナ缶やゴマ油と和えた1品を作るなど、合わせて摂るのも一つの方法です。
さらに、注意したいのは、飲みやすいように果物を一緒に摂り入れることが多いことです。
果物が多いことで肝心の野菜摂取にならないことのないよう注意しましょう。野菜中心に作ることがポイントです。
また、作り置きは、栄養素の損失の面でも衛生面でもおすすめできません。その場で摂りきるようにしましょう。
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