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執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
温泉にどっぷりつかる幸福感がひときわ恋しい季節となりました。
でも、温泉浴を繰り返すうちに、だるい、寒気がする、頭が重い…などの症状になることがあります。
これを「湯あたり」と呼びます。
せっかくの幸せな時間が台無しにならないように、湯あたりに注意して入浴しましょう。
今回は、「湯あたり」の原因やいざというときの対処法についてお話します。
湯あたりとは
厳密にいうと、「湯あたり」と「のぼせ」、「湯疲れ」は意味合いが違います。
いずれも、お風呂に長く浸かっていて気分が悪くなり、体調不良に陥る症状ですが、どのように違うのでしょうか。
のぼせ
温泉に入ったあとすぐに起こります。
入浴に伴う急激な血圧の上昇により、立ちくらみやめまい、動悸や頭痛などの症状があります。
湯疲れ
通常、温泉に入った当日や翌日に、疲労感や身体のだるさ、体調不良などが生じることをいいます。
入浴は体力を使いますので、過度に浸かって疲れてしまうのです。
湯あたり
医学的には、温泉浴を繰り返しているなかで、多くは数日から1週間ほどのうちに起こる体調不良と定義されています。
また、のぼせや湯疲れのように、温泉の入り方だけでなく、温泉の成分が身体に合わない、という原因も考えられています。
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