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早期発見と早期治療を!
嗅覚障害の疫学調査は、日本では今のところ全国的に実施されていないようです。
ですから実態は明らかになっていませんが、医療機関を受診した患者の実績からみると50歳代に最も多く、女性の割合が男性よりも1.5倍ほど多いという傾向にあるようです。
嗅覚障害を起こしていても、本人がそれに気づいていないケースを想定すると、実際にはもっと患者数が多いと推察されます。
しかも、受診してから完治までに長い時間を要すると専門家は指摘しています。
ですから、実態解明を期待しつつ、早く治すためには早期発見・早期治療が最善策ということを心得ておきましょう。
【参考】
・日本鼻科学会『嗅覚障害診療ガイドライン』(http://www.jrs.umin.jp/news/20170512.html)
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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