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執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
医療監修:株式会社とらうべ
「独り言」とは、相手がいないのに何かをしゃべっている、ブツブツとコトバを呟いていること。
周囲からは「変な人」と見られるかもしれません。
電車の中のような公共の場であれば、なおさらその感は強くなるでしょう。
そうした反面「独り言」は心理的に意味のある行動だという考え方もあります。
独話(モノローグ)と対話(ダイアローグ)
発声を伴う「話しことば」は、一般に聞き手に向かって発せられるものです。
友人と談話をする、インタビューをするなど、声(ことば)によってコミュニケーションを図ることを「対話」と呼びます。
これに対し、相手がいないのに声を伴うコトバを発する行為が「独り言(独話)」です。
独言・独白・呟きなども類語で、私語や捨て台詞も含まれるという見解もあります。
心理学では、ことばが声となり伝達ツールとして使われるときは「外言(がいげん)」と呼びます。
これに対して、音声を伴わない思考、いわゆる頭の中で展開されるときは「内言(ないげん)」と呼びます。
この区分からすると、内言が声となって発せられるのが「モノローグ」とも言えるでしょう。
また、演劇や舞台などではモノローグも一つの表現方法になっています。
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