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見た目に分からない「かくれ肥満」
肥満の基準はBMI(体格指数)で決められていて、次の計算式で算出します。
<BMI=体重(kg)÷ [身長(m)×身長(m)](標準値は18.5以上25未満)>
日本ではBMI25以上の人を肥満としています。
しかし最近では、BMIが標準以下で、見た目は太っていないにもかかわらず、体内の脂肪が多く肥満と判断される人もいます。
一般的に内臓脂肪型肥満の人はお腹がぽっこり出ているのですが、内臓周りに脂肪が多く溜まっている人がいるのです。
外見だけでは分かりづらいこのタイプは、「かくれ肥満」と呼ばれています。
BMIが標準以下でも、体脂肪率が男性で25%以上、女性で30%以上の場合は「かくれ肥満」に該当します。
脂肪は増えすぎることが問題
最近では男女ともに体型を気にする人が増えています。
そのため「脂肪=悪い」というイメージが強いかもしれません。
しかしながら、私たちは脂肪なしでは生きていけません。
なぜなら、脂肪は体内で次のような大切な役割を果たしているからです。
エネルギーを蓄える
内臓を正しい場所に保持する
体温調整をする
生活習慣病を予防する物質を分泌する
細胞を包む膜や、男性ホルモン・女性ホルモンなどの原料となる
脂肪が不足すると、こうした役割が果たせなくなります。
つまり、ある程度の脂肪は必要なのです。
問題は、脂肪が増え過ぎてしまうことにあります。
とくに、内臓脂肪が溜まると身体に悪い物質が分泌されるようになり、さまざまな病気を引き起こします。
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