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世の中には「頑張る」ことを美徳とする風潮があります。もちろん、目標に向かって努力することは立派なことです。ただし、それは本人が自分をコントロールできている場合に限ります。もし、その人が「頑張らなくてはならない」という思いに駆り立てられ、頑張ることを止められないのだとしたら、その人はいつか心の調子を崩してしまうかもしれません。今回は、「頑張ることを止められない」という状態について、考えてみたいと思います。
ブレーキを利かせられない
走ることが止められないということは、自分でブレーキを利かせられない、ということです。このように何かに憑かれたかのような状態を、心理学の言葉では「強迫的な衝動に突き動かされている」と言います。
そして、そうした傾向がある人の行動を観察すると、強迫的な行動は「その次の強迫的な行動を強化する」、つまり問題を解決しているかのようで、問題へのとらわれを強めてしまっていることが多々あるのです。
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