単なるナルシストではない?「自己愛性パーソナリティ障害」とは

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単なるナルシストではない?「自己愛性パーソナリティ障害」とは

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パーソナリティ障害は、偏った考え方、感じ方や行動パターンのため、日常生活や社会生活にかなりの支障を来している状態です。個性的を越えて度を過ぎていて、周囲や場合によっては本人も困っていること、青年期もしくは成人早期に発症していて、薬物や他の精神疾患の影響によらないことがパーソナリティ障害(PD)と診断される根拠です。

自己愛性パーソナリティ障害は、一般には「自己チュー」とか「うぬぼれ」と思われがちですが、この傾向がかなり極端で持続的です。そのせいで人間関係や社会生活をかき乱す、究極の自己チューとも言われてしまうことも多いでしょう。

 

自己愛性パーソナリティ障害とは:症状と原因

自己愛性パーソナリティ障害は、自分は特別だと信じ、誇大化して華やかな成功を夢見て、他人からの称賛を求めます。一方で他人には無関心なのが自己愛性パーソナリティ障害の特徴です。注目を引く服装やもったいぶった口調などで、自分の重要人物ぶりを演出します。自慢話や「一流」という言葉が大好き、当初は人気者として取り巻きを求めます。

そんな傲慢ともいえる側面とは対照的に「もろさ」も併せ持っています。非難に弱く、欠点を指摘されることに我慢できず、怒りだし、あるいはひどく落ち込みます。人に教わるのが苦手で、自信家に見える半面、わずかなつまずきに絶望してしまいます。

パーソナリティ障害には、より遺伝的要因の影響が強いものから、育った環境の影響の色濃いものまで多々ある中で、自己愛性PDは、「甘やかされて育った」という傾向が、強く出ているとも言えるでしょう。

 

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