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執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
暑さも一段落したからでしょうか。
毎年、秋になると「~の秋」がキャッチフレーズになります。
食欲の秋や読書の秋、そして、運動の秋など。
また、これに呼応してビジネスも活況を呈してきます。
「気候が秋めいてくると、気分が爽快になり身体を動かしたくなる」といった折り込み広告なども増えてきます。
秋は本当に運動に最適な季節なのでしょうか?
運動への意識調査
運動についてのインターネット調査(楽天リサーチ(株)による2012年に実施された全国ネット調査より。20~69歳の1,000サンプルによる)では、「運動をしやすいと思う時期」はやはり秋がトップで、10月(44.7%)と11月(35.2%)は上位2位を占めています。
「運動をしようと思った理由」は、上位順では、健康維持(71.9%)、体力維持(56.4%)、ダイエット(41.8%)、ストレス発散(26.5%)、美容維持(12.1%)となっています。
「やってみたい運動の種類」は上位から、水泳(27.9%)、ウォーキング(25.5%)、ヨガ・ピラティス(24.3%)、フィットネス(21.9%)、自転車・サイクリング(16.0%)、となっています。
併せて、「運動にかける月々の費用」は、無料(39.9%)がトップで、1,000円以上3,000円未満(14.9%)、5,000円以上10,000円未満(12.4%)が2,3位でしたので、あまりお金のかからない運動が上位を占めていることがわかります。
この意識調査からは「秋に運動がしたくなる」、という傾向は確かにあると言えそうです。
また、水泳、ウォーキング、ピラティス、フィットネスといった「ヘルスケア系」が上位を占めていることから、「競技・ゲーム」よりも「健康増進」を運動に求めていることがうかがわれます。
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