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執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー)
医療監修:株式会社とらうべ
秋の夜長、晩ご飯の時間が遅くなったり、夕食後についつい間食や夜食を摂って過ごしたりしていませんか?
実は、夜遅い時間の食事や間食は、「夜食症候群」を招く可能性があります。
今回はこの「夜食症候群」について、詳しくご説明いたしましょう。
夜食症候群とは
私たちの身体の中では、さまざまなホルモンが機能しています。
このようなホルモンのひとつに「レプチン」があります。
レプチンは、脂肪細胞から分泌される生理活性物質(アディポサイトカイン)で、脳の視床下部に作用して食欲を抑える、エネルギー代謝を促して体重を適正に保つ、といった働きをしています。
そのため、レプチンは、「満腹ホルモン」や「食欲抑制ホルモン」などとも呼ばれています。
このように、適正な食欲や体重維持に重要な役割を担うレプチンですが、夜遅い食事や夜食が常態化すると、その機能が低下し血糖値や中性脂肪が増えることがわかっています。
これを「夜食症候群(Night-Eating Syndrome、NES)」といいます。
夜食症候群になると、高血糖や高血圧、脂質機能異常などが起こりやすく、メタボリックシンドロームのリスクにもなりますから、注意が必要です。
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