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執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
医療監修:株式会社とらうべ
平日はいつも睡眠不足気味だと感じているあなた。
休日に「寝だめ」をして解消しようと考えることはありませんか?
「社会的ジェットラグ」は、そんな人が陥りやすい症状です。
ジェットラグとはご存知、時差ボケのこと。
海外旅行などで経験済みの方は多いでしょう。
しかし、日常生活においてもこれと似た状態になる可能性があり、健康に悪影響を及ぼすとして注目されています。
ご一緒に詳しくみていきましょう。
社会的ジェットラグとは?
「社会的ジェットラグ」とは、不規則な生活などによって、時計に管理される社会的な時間と、生体リズムによる生物時間との不一致から生じる不調です。
たとえば、平日は仕事や学校、家事などの制約により規則正しい生活を送ります。
しかし、週末になると夜更かしをする、あるいは寝だめをするなど、平日と休日の睡眠時間にズレが生じます。
それがきっかけとなって体内時計が乱れ、時差ボケのような症状を引き起こすというわけです。
この概念は、ローネンバーグ教授率いるミュンヘン大学の研究チームが2006年に提唱しました。
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