(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆・監修:株式会社 とらうべ
更年期の病気と対処法 を知っていますか?更年期に気をつけたい病気には、女性ホルモンであるエストロゲンの低下により起こる、ホットフラッシュ、骨粗しょう症、尿漏れ、乳がんなどがあります。
ここでは、その原因と対処法についてみてみましょう。
更年期の病気と対処法 :ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)
更年期には卵巣の機能が低下し、卵巣ホルモン(エストロゲン)の分泌が急に減少するため、エストロゲンの分泌を促す卵胞刺激ホルモン(FSH)とのバランスが崩れ、自律神経の調節が上手くできなくなります。その結果、ホットフラッシュなどの症状が現れると考えられています。
ほてりを感じやすいのはとくに、顔や首などの上半身です。顔に多くの汗をかく、首筋・脇・胸など上半身に集中した異常なほどの発汗も、更年期症状の1つであり、時・場所かまわず多量の汗に悩まされます。
運動している時ではなく、寝ている時、普通に生活している時でも異常に発汗することがあります。
ホットフラッシュの対処法
携帯用の「汗ふきとりシート」などでこまめに汗を拭きとるだけではなく、首筋を冷やすだけでも不快感がやわらぐことがあります。また症状がひどい場合は、不足しているエストロゲンを補うホルモン補充療法(HRT)により、症状を緩和することが出来ます。
また、この時期は、個人をとりまく家庭や社会の環境の変化(心理社会的変化)も著しく、これらが複雑に関与して発症している場合もあります。
そういった場合には、ホルモンを補充するだけでなく、カウンセリングや向精神病薬を用いる、漢方薬を用いる、などのアプローチも必要になってきます。
スポンサーリンク