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観葉植物の効果(2) パソコン作業による目の疲労感、意欲の低下を軽減する
千葉大学の小坂凛氏らは、観葉植物の有無で、パソコン作業による疲労感に違いがあるか実験しました。
その中で、「疲労感、イライラ感、意欲、気分の落ち込み、腰の疲れ・痛み、首・肩のこり、目の疲れ、頭痛・頭重感」の8項目について、主観的な症状の感じ方がどのように変化するかを調べました。
その結果、植物の有無に関係なく、疲労感やイライラ感は感じるものの、目の疲れや意欲の低下に関しては、植物があった方が症状は軽減されることが明らかになりました。
観葉植物の効果(3) シックハウス症候群を防ぐ
建材などから発生する化学物質によって室内の空気が汚染され、健康にさまざまな症状が現れることを「シックハウス症候群」といいます。
症状には個人差がありますが、鼻水、のどの痛み、目の違和感(チカチカする)、頭痛、吐き気、湿疹などが挙げられます。
シックハウス症候群の原因となる化学物質は、「揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds、以下VOC)」と呼ばれています。
NASAや諸大学の研究では、観葉植物にはVOCであるホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどを除去して、シックハウス症候群のリスクを下げる効果があることがわかりました。
ちなみに、NASAは、「ドラセナ・マッサン」、「ポトス」、「アレカヤシ」、「テーブルヤシ」など、とくに空気清浄効果がある50種類の植物に対して「エコ・プラント」という名前をつけています。
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