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洗濯
洗濯は、「洗浄力」という点からいうと、お湯を使うほうが汚れ落ちはよいです。
ふだん落ちにくい皮脂汚れ(油性汚れ)も、お湯に溶け出して落ちやすくなりますし、漂白剤を使用する場合はその効果も高まります。
温度は40℃前後が目安です。
また、寒い地域や冬場などは、水で洗うと洗剤が溶けにくいことがありますね。
当然、お湯だとよく溶けて、その分洗浄力が発揮されます。
さらにお湯は、雑菌がもたらすいやなに臭いにも効き目があります。
一方で、お湯を使う洗濯にはデメリットもあります。
色物の色落ちがしやすい、ゴムが劣化しやすい、プリント生地のひび割れ・剥がれやすいなど、生地を傷めることがあるのです。
ですから、お湯洗濯の前に、洗濯表示マークをよく確認したうえで活用するとよいでしょう。
食器洗い
食器洗いは、お湯のほうがきれいになるイメージをお持ちかもしれませんが、汚れによって使いわけたほうがよさそうです。
水洗いが適している汚れ
タンパク質による汚れ、たとえば牛乳や豆乳、卵などは、水のほうが落ちやすいです。
タンパク質は、熱を加えると固まる性質があり、お湯だとかえってお皿にこびりついてしまうのです。
また、熱に弱い漆器などの器も水洗いがよいでしょう。
お湯洗いが適している汚れ
油ものの汚れは、お湯のほうがよいでしょう。
肉や魚の脂肪、食用油などは低温だと固まりやすくなります。
また、お湯で洗うと食器の水切れもよくなりますね。
ちなみに、食器の殺菌が目的である場合、熱湯をかける、鍋で煮沸するなどしないと効果はありません。
ただし、水の冷たさを感じさせず一見楽そうなお湯洗いにも、手荒れをしやすいというデメリットがあります。
洗剤を使用していれば、皮膚の皮脂も一緒に落ち、手が乾燥して荒れてしまいます。
ですから、お湯洗いの際は、手袋などを使用して手荒れを防ぎましょう。
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