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結局、冬は「太りやすい」「痩せやすい」のどっち?
1年を通して全く同じ生活をしていれば、冬は基礎代謝量が高くもっとも消費エネルギーが多いですから、太りにくい季節といえるはずです。
そうは言っても、実際に1年間同じ生活を送れる人はほとんどいません。
また、総エネルギー消費量は、基礎代謝量だけではなく、「身体活動量によって決まる」ともいわれています。
つまり、基礎代謝が上がるという理由のみでは、必ずしも冬が痩せやすい季節だとはいえないのです。
季節による「太りやすさ」の違い
このように、「太りやすさ」は季節の影響を受けるとともに、生活習慣や身体活動量なども大いに関係しています。
ですから、特定の時季に太りやすいというアナタ(そうでなければ失礼しました)。
まずはその季節の生活習慣を振り返ってみませんか。
とくにこれからの季節は、前出のアンケート結果のとおり、太りやすい要素がたくさんあります。
だからこそ、意識的に運動量や活動量を増やして、太りにくい生活を心がけたいものですね。
【参考】
・サニーヘルス調査レポート「2017年も60.8%もの人がお正月太りに! あなたは何kg増えた? アンケート集計結果発表」(https://microdiet.net/research/001067.html)
・厚生労働省e-ヘルスネット「身体活動とエネルギー代謝」(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-003.html)
・厚生労働省e-ヘルスネット「食事誘発性熱産生 / DIT」(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-030.html)
・大島寿美子ほか 栄養学雑誌 第6号「基礎代謝の加齢並びに季節変動」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi1941/30/6/30_6_240/_pdf)
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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