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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
いよいよ本格的に寒くなってきましたね。
寝るときは、布団にタオルケット、毛布もプラスして…と、暖かく眠れるように寝具を整えていることでしょう。
布団の掛けすぎで重たくならず、なおかつ暖かい布団で安眠するために…今回は、寝具のアレコレについてお話します。
冬の布団:とくに羽毛布団のあつかい
昨今は冬の布団といえば羽毛布団が主流です。
寒い季節は、布団と毛布の組み合わせが多いでしょう。
さてそのとき、あなたはどういう順番にしていますか?
直接肌に触れるようにまず毛布、その次に掛け布団…という方がかなりいるのではないでしょうか。
布団の素材が昔ながらのちょっと重い綿布団や合成繊維であれば、それで正解です。
その名残りから、羽毛布団も同じ順番にする方がとても多いようです。
しかし、実は羽毛布団の場合、逆の方が保温効果は保てます。
つまり、先に羽毛布団、その上に毛布をかけるのです。
理由は、ふかふかの羽毛布団は、直接体に触れて暖かさを実感できるからです。
一方、毛布は熱の放出を防ぐ効果があります。
つまり、羽毛布団の間に毛布を挟むと、毛布で保温性が遮断されることになり、羽毛布団の暖かさが伝わらないのです。
毛布は肌触りがいいから…と、つい先にかけたくなりますが、保温効果を考慮すると「毛布は上」(※)がベター、「保温性が高い順番に肌に近くする」と覚えておきましょう。
※毛布の素材によっては扱いが異なりますので、詳しくは次項をご覧ください。
そして、睡眠と暖かさは、深く関係しています。
暖かさを感じると深い眠りがおとずれます。
冷え性の女性や身体が温まりにくい高齢者には、ぜひ、この方法をおすすめしてください。
羽毛布団が直接肌に触れると冷たい感じがする…という方は、羽毛布団に起毛(タオルのように加工された生地)のカバーをしてみてください。暖かさを実感できるでしょう。
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