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オリーブオイルの分類
オリーブオイルにもさまざまな種類があり、それぞれ品質が異なります。
オリーブオイル
オリーブの果肉から搾取した油で、さらに酸化度合によって次のように分類されます。
・エキストラバージンオリーブオイル(酸度0.8%以下)
・バージンオリーブオイル(酸度2.0%以下)
・ランパンテバージンオリーブオイル(酸度2.0%超)
※食用には適さない、生成されるか工業用に使用
・精製オリーブオイル(酸度0.3%未満)
※バージンオリーブオイルを脱酸・脱臭・脱色などをして精製したもの
・ピュアオリーブオイル(酸度1%未満)
※精製オリーブオイルにバージンオリーブオイルをブレンドしたもの
オリーブポマースオイル
油を搾取したあとの搾りかすから溶剤で抽出されたもの
・精製オリーブポマースオイル(酸度0.3%未満)
・オリーブポマースオイル(酸度1%未満)
※精製オリーブポマースオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしたもの
なお、日本ではJAS規格によって、食用のオリーブオイルは酸度1.006以下と定められています。
つまり、日本で販売されているオリーブオイルはエキストラバージンオリーブオイル、ピュアオリーブオイル、オリーブポマースオイルの3種ということです。
オリーブオイルの働き
油としてエネルギー源になることはもちろん、オリーブオイルには次のような特徴的な働きがあります。
コレステロールの調整
コレステロールは細胞やホルモンの構成成分として重要な役割をしています。
しかし、コレステロールのうち「LDL(悪玉)コレステロール」が過剰になると血液を汚して血管を傷つけもろくしてしまうため、脳卒中や心筋梗塞など命に関わる疾患につながりかねません。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、このLDLコレステロールを低減する作用があります。
また、植物ステロール(植物の細胞を構成する成分の一種)も腸管でのコレステロール吸収を抑える働きを持っています。
抗酸化作用
ビタミンEやポリフェノールには酸化を抑える抗酸化作用があります。
体内での酸化は、肌で起こるとシミやシワの原因となったり、血管で起こると動脈硬化を進めたり、健康にも美容にも悪影響を及ぼしてしまいます。
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