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執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー)
医療監修:株式会社とらうべ
野菜などの食材からお弁当のお惣菜、ご飯に麺類、パンやスイーツなどなど。昨今の冷凍食品は実にバラエティ豊かで味にも定評があります。
家庭用・業務用ともに、冷凍食品の国内生産量は増加しているとのこと。
忙しい現代人に欠かせないアイテムとなっている冷凍食品ですが、手作りの料理と比べたとき栄養価に差は出るのでしょうか。
冷凍食品は栄養価が高い?
冷凍食品にはさまざまな食材が使われています。
たとえば冷凍野菜、皆さんはどのようなイメージをお持ちですか。
生野菜よりも栄養価が落ちる…と思われている方が多いかもしれませんね。
しかし、実際にはそうとも限らないのです。
市販の冷凍野菜の多くは、野菜の栄養価が高く収穫量の多い時期に収穫された素材を、新鮮なうちに急速冷凍しています。
近年の高い冷凍技術によって、栄養の損失を最小限に抑え、栄養価の高い状態を保つことが可能になっています。
また、冷凍野菜は解凍してそのまま食べるよりも、スープや炒め物に加えるなどして使いますから、生野菜よりも量を多く摂りやすく、その分取り入れる栄養素も多くなります。
さらに、野菜に限らず穀類や肉、魚などの食品やその調理品についても、そこに含まれる栄養素の損失は、必ずしも生鮮食品に劣るというわけではありません。
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