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執筆:稲本 晶子(Mocosuku編集部、栄養士)
アメリカCNNが発表した「世界で最も美味しい食べ物TOP50」。
1位に輝いたのは、タイ南部の家庭料理「 マッサマンカレー 」です。タイ料理のレストランには現地語でメニューに「ゲーン・マッサマン」と書かれているところもあります。
あまりなじみのない名前ですが、日本では去年からジワジワと人気がひろまり、レトルトやカップラーメンの商品も出ています。
赤みのあるカレールーで、見た目は辛そうですが、タイカレーには珍しく、甘さがあります。カレーに使われるスパイスの中には、漢方薬でも使われているものがあったりカラダに良いと言われています。
今回はこのマッサマンカレーにで使われている珍しいスパイスの効能を見てみましょう。
カレーの定番スパイス
スパイスの種類はカレーで使われる定番スパイスは、ターメリック(ウコン)、クミン(クミンシード)、唐辛子、コリアンダー、カルダモン、ガラムマサラなどです。
・ガラムマサラはミックススパイスを指し、基本となる3種、シナモン、クローブ、ナツメグを混ぜたものです。(家庭や地域によって、少しずつ異なります。)
・ターメリックは黄色く、カレーの色のベースとなっています。二日酔いに良いと言われるウコンと同じく、肝臓の働きをよくします。
・クミンはカレーの香りの元。胃腸の調子を整え、消化や腹痛を助けます。
・唐辛子は、辛さの元で、カプサイシンにより、発刊作用や血行促進します。
・コリアンダーは、パクチー、香草とも呼びますが、スパイスで使われているのは、葉の部分ではなく、種を粉にしたものです。食欲増進、消化を助けます。
・カルダモンはショウガ科の香辛料で、チャイやクッキー、パンなどにも加えられます。香りが良いので、口臭や体臭の消臭効果にも良いそうです。
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