(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:稲本 晶子(Mocosuku編集部、栄養士)
スーパーで買い物をする時に、「国産と書いてあるだけで購入してしまう」という方はいませんか?
そうであれば、それは“食品表示のワナ”にはまっているかもしれません。
食の安全に関するアンケート調査(2015年6月1日から6日間マイボイスコム株式会社が行ったインターネット調査 回答者数11,964名)によると、「食の不安」を感じている人は前回の2012年とほぼ変わりませんが、その内容は変わっています。
「不安に感じる事柄」は、「添加物」「残留農薬」「輸入食品の安全性」。
直近1年間で変化した「食の安全の意識・行動」は、「原産地を気にする」「国内産を買う」「賞味期限・消費期限を気にする」「食品表示やパッケージの説明をよく読む」などが上位という結果に。
多くの人は、輸入食品に不安を覚えているのが読み取れます。
そもで今回はこの“食品表示のワナ”について詳しく解説していきます。
一元化された食品表示法
食品に関する法律には、食品衛生法、JAS法、健康増進法の食品の表示に関する規定があります。そこで2015年6月18日、新たに消費者庁から追加されたのが、食品の表示に関する包括的かつ一元化した制度「食品表示法」です。
どのような表記が改善されるのでしょうか。「国産」と表記される食品の視点で見ていきましょう。
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