(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
冬場の洗濯・・・衣服の生地は厚いし、シーツなどの大物は乾きづらいし、おまけに外干しできない日も多い、とっても悩ましいですよね。
ところで皆さん、冬物はどれくらいの頻度で洗濯をしますか?
今回は、「冬の洗濯」というシーンに注目。
注意することや工夫できそうなことを確認してみましょう。
毛布類の洗濯
厚生労働省は宿泊業者(旅館業など)に対して、寝具の管理について、次のように通達しています。
「布団、枕、毛布およびこれに類するものは、日光消毒と十分なはたきを適切に行い、ひと月に1回以上、その中心部の温度を概ね60℃30分間加熱乾燥する方法、又はこれと同等以上の効力を有する方法による加熱処理を行うことが望ましい。
また、布団および枕にあっては、半年に1回以上その汚れ等を除去するため、丸洗い(※)を行うことが望ましい。
この場合、布団丸洗いは、前記と同様の効力を有する加熱処理工程を含めることが望ましい。」
※参考: 丸洗いとは、洗濯物に洗剤液及び水を直接吹きつけるなどして行う洗濯方法であり、もみ洗い処理工程がないものをいいます。
以上が旅館などで、最低限守らなければならない洗濯の頻度、ということになります。
不特定多数の人が訪れる施設ですから、頻繁に寝具の洗濯をするのは清潔を保つために必須というところでしょう。
自宅で自分だけが使う寝具類の場合は、もう少し減らしてもよいかもしれませんね。
また、同じ毛布でも素材によって洗濯の頻度も違ってくるでしょう。
たとえば、ウールやシルク、アクリルなどは、時々風に当てるとよいでしょう。
洗うときは、洗濯が可能であれば洗濯機へ、それ以外はクリーニング店でドライクリーニングをしてもらいましょう。
綿の毛布は、おおむね洗濯機で洗えます。
洗ったら、変色を防ぐため日蔭干しにして、乾いたらブラッシングしましょう。
もちろん、いずれの方法をとるにせよ、洗濯表示タグの確認をお忘れなく。
スポンサーリンク