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イクメンの実態とは?

ここでは イクメンの実態 をご紹介します。 「イクメン」という言葉は、今ではすっかり認知されるようになりました。ニュースや雑誌などでもよく特集されているのを見かけますよね。
でも、「イクメン」って本当のところ、どれくらいいるんでしょうか。今回はイクメンの実態について、真実に迫ってみたいと思います。

イクメンの実態 !「イクメン」って本当にブームになってるの?

ここで一度、「イクメン」の定義について確認しておきましょう。イクメンとは、「家事も育児も仕事もがんばる父親」のこと。
注目したいのは、「仕事も」という文言が入っていることです。仕事をやめて育児と家事に専念しているいわゆる「主夫」と「イクメン」には、似ているようで大きな違いがあります。
でも現代の日本では、男女問わず本気で仕事をやろうとすると大変な労力と体力を使います。全部を両立できるイクメンなんて、本当に存在するのでしょうか。
本当にいるのかorいないのか、という問題は別として、ここでひとつの調査結果を見てみましょう。
時事通信社が毎年2000人を対象に行っている「父親の育児について意識調査」の結果です。

イクメンの実態 !男性が育児に参加することについて

【20代の解答/2009年→2010年】
マイペース派(できる範囲ですればいい)・・・39.8%→50.4%(10.6%アップ)
積極参加派(積極的に参加すべき)・・・52.8%→40.5%(12.3%ダウン)
伝統的子育て派(育児は母親がすべき)・・・2.4%→6.9%(4.5%アップ)

【30代の解答/2009年→2010年】
マイペース派(できる範囲ですればいい)・・・56.2%→51.5%(4.7%ダウン)
積極参加派(積極的に参加すべき)・・・39.0%→43.8%(4.8%アップ)
伝統的子育て派(育児は母親がすべき))・・・4.4→3.4%(1%ダウン)

【50代の解答/2009年→2010年】
マイペース派(できる範囲ですればいい)・・・60.9%→58.2%(2.7%ダウン)
積極参加派(積極的に参加すべき)・・・31.7%→31.3%(0.4%ダウン)
伝統的子育て派(育児は母親がすべき)・・・6.1%→7.2%(1.1%アップ)


イクメンの実態 !今の20代は意外にもイクメンじゃない!?

上の結果からは、とても意外なことがわかります。「若い人にはイクメンが多い」とよくいわれている昨今ですが、意外にも20代の中では「積極参加派」の数は減っています。そのかわりグンと増えたのが、「無理なく育児に参加できればいい」という「マイペース派」。そして驚くことに! 「育児は母親がすべき」という「伝統的子育て派」が全部の世代のなかでいちばん多く増えているのです。今から20年もたてば、「イクメン」なんて言葉はすっかり忘れられてしまうかもしれませんね。

イクメンの実態 !「イクメン予備軍」が多いのは30代と40代

20代とは逆に、「父親も育児に参加すべき」と考える「積極参加派」が増えているのは30代。ここでは紹介していませんが、40代でも似たような結果になっています。つまり、「若い世代」というよりは「比較的若い中高年世代」がイクメンを目指そうとがんばっているわけです。この世代の人たちはいわゆる「団塊ジュニア」。父親と触れ合いたくても触れ合えないまま大人になった世代です。自分たちの反省を踏まえて「自分の子供にはいい父親でいよう」と思っている人が多いということかもしれません。

【イクメン】

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