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市販のドリンクにはどれぐらい砂糖が入っている?
WHOによると、スプーン1杯のケチャップには約4g、炭酸飲料1缶(350ml)には約40g程度の砂糖が含まれているそうです。炭酸飲料を1缶飲めば、1日の砂糖摂取量を軽くオーバーしてしまうことがわかります。
さらに、こうした飲料は最近では500mlサイズのペットボトルが主流のため、ドリンク1本あたりの砂糖含有量は50~70g程度と、摂取目標の2倍以上の数値になってしまうことも珍しくありません。これは砂糖の含有量の多さが指摘されているエナジードリンクなどでも同様です。
また、一般的な缶コーヒー(190ml・微糖タイプやブラックは除く)にも1本あたり15g程度の砂糖が含まれているため、1本飲めば1日の目標量の半分以上の砂糖を摂ったことになります。
パンやお惣菜にも注意が必要
上記のケチャップやソースに限らず、市販されている加工食品の多くに砂糖は使用されています。菓子パンでなくても、食パンなど市販のパンのほとんどには砂糖が使用されていますし、コンビニやスーパーなどで販売されているお惣菜に含まれる砂糖の量は、購入者にはわかりにくいものです。
こうした理由から、肥満や生活習慣病、アレルギー疾患などが気になる人は、まず砂糖含有量の多いジュースや缶コーヒーを飲むことを控えて、できるだけ調理した人や成分のわかる食品を摂ることを心がけるようにするとよいでしょう。
【参考】
WHO『WHO calls on countries to reduce sugars intake among adults and children』(http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2015/sugar-guideline/en/)
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