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執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー)
医療監修:株式会社とらうべ
栄養価が高く料理のメニューも豊富、比較的価格も安定していて、食卓に欠かせない食材「タマゴ」。
ところで、「タマゴは一日1個まで」と言われていたのは一昔前の話。
現在では「一日2個以上食べてもよい」と、その常識は大きく変化しています。
実際、本当に何個食べても健康上問題はないのでしょうか。
今回は今どきの「タマゴ」事情を考えてみます。
タマゴの栄養
「完全栄養食品」と呼ばれるほど十分な栄養が備わっているタマゴ。
一羽のニワトリの生命を作り出すのですから、人が生きていく上で欠かすことができない栄養素も豊富に含まれています。
たんぱく質をはじめ、糖質や脂質、ビタミンA、B1、B2、D、Eなどのビタミン類、カルシウムや鉄分などミネラル類と、5大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル)のほとんどを含む優秀食材なのです。
一方で、含まれていない栄養素が2つあります。
ひとつめは「ビタミンC」。
ニワトリは体内でビタミンCを作り出せますが、人にはできません。
もうひとつは植物性の食品に含まれる「食物繊維」です。
いずれも外から取り入れる必要があり、つまり、タマゴを食べるときには、ビタミンCと食物繊維を一緒に摂るように心がけると、さらに栄養価が高まるのです。
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