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タピオカの栄養
乾燥したタピオカパール(大さじ1=8g)の栄養価をみてみましょう。
エネルギー28kcal、糖質7.0gのほか、カリウム・カルシウム・リンなど微量のミネラルを含みますが、糖質以外の栄養素はほぼゼロ。
つまり、タピオカ1回分で得られる栄養素は、糖質以外にほとんどない、という結論になります。
実際のところ、タピオカ単体で食べるというよりは、ココナッツミルクやミルクティーなどに入れてスイーツ的に楽しむことが多いと思います。
そこで、タピオカ以外の材料の栄養もチェックしてみましょう。
今、流行しているタピオカミルクティーは、たとえば、甘みのついたミルクティーの場合、コップ1杯(200ml)にスティックシュガー4~5本分の砂糖が入っています。
さらに、「インスタ映え」するタピオカミルクティーになると、ホイップクリームやジャム、アイスなどのトッピングも加わるでしょう。
そうすると、その分カロリーや脂質が高くなります。
ひと言でタピオカミルクティーといっても、甘さや量、トッピングによって、1杯のカロリーは130~700kcalと大きく幅があるようです。
ときどき楽しむ程度であれば良いですが、頻繁に飲むドリンクとしては注意が必要なカロリーですよね。
タピオカを上手に摂るポイント
(1)ご褒美としていただく
食事以外に間食を摂るのは必ずしも悪いこととは言えません。
好きなものを食べる幸福感は心の栄養になります。
週に1回、月に1回などの条件をつけて「自分へのご褒美」という風に考えると、楽しみも美味しさも増すと思います。
(2)栄養価が高い食品と組み合わせる
間食のもうひとつの目的は、食事で不足する栄養を補う、ということです。
カロリーや糖質は比較的食事で補いやすい栄養素です。
一方で、日本人の食生活に不足しやすい栄養素として、次のような問題が指摘されています。
〇 年齢が若いほどビタミンAやビタミンCが不足傾向
・ビタミンA(緑黄色野菜、果物、うなぎ、レバーなど)
・ビタミンC(柑橘類、イチゴ、キウイ、キャベツ、ブロッコリー、パプリカなど)
〇 年齢を問わず食物繊維やカルシウムの摂取が不足
・食物繊維(根菜類、芋類、豆類、ごま、きのこ、海藻など)
・カルシウム(乳製品、しらす、サクラエビ、ひじき、青のり、きなこ、高野豆腐など)
〇 女性はとくに月経時の鉄分が不足
・鉄分(レバー、カツオ、納豆、きなこ、枝豆など)
これらを補うような間食を実現できると、健康や美容に効果的と言えます。
たとえばタピオカは、乳製品や果物、きなこなどと組み合わせると、ヘルシーな間食にできそうです。
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