(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
「減塩」は健康への取り組みとして注目されてきました。その一方で、血圧が高くないから自分には関係ない、効果がわからない、減塩は美味しくないなど、マイナスイメージも多いのが現状です。そんななか、トレンド総研の発表した2016年トレンド予測のなかでは「減塩」を後押しするアイテムに注目が集まるのではないかと予想されています。
どうして「減塩」が必要なの?
塩分の摂取量が多いと自然とのどが渇きます。からだは体内の塩分濃度を一定に保つように働くため、塩分濃度が高まると、その濃度を薄めようとする防衛反応して、のどが渇きます。
水分を摂取すると体液量が増えます。体液が増えすぎると、心臓や血管内の一定量を超えてしまうため、血管が押し広げられて血圧が上がるのです。すると毛細血管から水分が染みだして「むくみ」が生じます。
通常は腎臓の働きで徐々に余計な水分は抜けていきます。塩分摂取の過剰が習慣化して血管や腎臓に負担がかかり続けると、高血圧症や動脈硬化、腎機能障害をはじめとした全身への健康障害を引き起こすもととなってしまいます。
日本人の平均摂取量は1日10.7gですが、「日本人の食事摂取基準」では、1日の食塩摂取量の目標値が男性8g未満、女性7g未満とされています。大量に汗をかくなどの例外を除いて、減塩を意識することは誰もが必要といえるでしょう。
スポンサーリンク