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執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
寒い季節、お風呂や温泉でお湯につかってリラックスしたいですね。
しかし、冬場の入浴には危険が潜んでいます。
冬場に多発する入浴時の事故、その原因にヒートショックは深く関わっています。
なおかつ、ヒートショックに注意する必要があるのは高齢者に限りません。
今回は、年齢を問わず気をつけなくてはならない、ヒートショックについてお話しましょう。
冬場に多発する入浴事故
東京都監察医務院の調査によると、東京都23区における年間約13,000件の異状死のうち、約1割にあたる1,400件は入浴に関わる事例と報告されています。
年齢構成でみると高齢者の割合が大きく、時期は冬に多発しています。
入浴事故の三大原因は、1.心筋梗塞などの心疾患、2.脳出血や脳梗塞などの脳血管障害、3.溺死です。
そして、入浴事故の大きな要因とされるのが「ヒートショック」です。
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