子育て

Mocosuku(もこすく)
  • 子育て

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

子育てのヒント

ここでは 前期母親学級 のことをご紹介します。
初めて妊娠した人や、妊娠に対して不安や心配を抱えている人は、「前期母親学級」という、妊婦さんのための講習会を受けることができます。これは、病院や自治体などが実施している一種のセミナーで、妊婦なら誰でも受けることができます。ここでは、前期母親学級について簡単に解説しましょう。

前期母親学級ってどんなもの?

これまで経験したことがない妊娠という未知の生活に向けて、どんな風に毎日を過ごしたらよいのか、どんなことに気をつければよいのかなど、細かい点を説明してくれるのがこの前期母親学級の特徴です。前期の母親学級は、妊娠19週までに受けることになっているところがほとんど。同じくらいの週数の人が集まるので、ママ同士で情報交換出来たり、ママ友作りにもいいかもしれません。こうした学級は、病院や自治体を中心に行われているので、参加したい人は病院や自治体に問い合わせてみましょう。自治体によっては保健婦を紹介してくれて、保健婦からいろいろな説明を受けることができるサービスを提供しているところもあるようです。

妊娠中の食生活や体重管理のアドバイスがもらえる!

妊娠するとお腹の中で赤ちゃんが育ちますが、赤ちゃんは母体からしか栄養を受け取ることができません。そのため妊婦がどんなものをどんな風に食べるのが、赤ちゃんにとっては良いのか、どんなものは控えたほうが良いのかなど、食生活に関する説明はどんな妊婦にとっても有意義な内容。妊娠中は控えたほうが良いと言われている塩分や糖分、カフェインなどをどんな風に控えたらいいのかなど、具体的なアイデアなども指導してくれます。また、前期母親学級では妊婦の体重管理についても指導を受けることができます。妊娠すると母体の体重に加えて、赤ちゃんの体重や羊水の重さなども加わるため、体重は妊娠前に比べて増加します。しかし、体重の増えすぎは禁物です。妊娠すると新陳代謝がよくなるので食欲も出ますし、赤ちゃんのためだと思ってついつい食べ過ぎてしまうことも多いもの。体重が増えすぎると妊娠中毒症のリスクが高くなってしまうため、前期母親学級ではどんな風に体重管理をすればいいかなども説明してくれます。

初めての妊娠でも安心

また、妊娠中にはどんな点に気をつけて毎日の生活を送ればよいのか、どんな症状が出たら病院に行くべきなのか、そうしたトラブルなどについても、説明を受けることができます。妊娠中は体内で大きな変化が起きているので、誰でも多かれ少なかれ不快な症状が出たり、気になる症状を経験したりするもの。しかし、あまり神経質になりすぎるのも精神的に良くありません。前期母親学級に参加すればそうした日常生活で注意したい点なども説明されるので、長い妊娠生活をより安心して過ごすことができます。こうした学級は病院や自治体を中心に行われていますが、どこでも開催されているというわけではありません。参加したい人は、病院や自治体に問い合わせてみましょう。自治体によっては保健婦を紹介してくれて、保健婦からいろいろな説明を受けることができるサービスを提供しているところもあるようです。

【子育て】

増え続ける「子どものメタボ」  メタボな大人へを防ぐために。

増え続ける「子どものメタボ」 メタボな大人へを防ぐために。

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 1948年から増加傾向にあった子どもの「体重平均値」はこの数年、横ばい状態になっています。 また、肥満傾向児の出現率も2003年からは...

2018/06/19 18:30掲載

幸せ 真っ只中のはずが…「産後うつ」や「産後クライシス」とは

幸せ 真っ只中のはずが…「産後うつ」や「産後クライシス」とは

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ やっと出産してかわいい赤ちゃんと出会えた喜びもつかの間、始まるのは寝る暇もないほど忙しい毎日です。 産後の心身...

2017/08/28 18:30掲載

助産師さんに聞いた「ベビーベッドの必要性」

助産師さんに聞いた「ベビーベッドの必要性」

執筆:座波 朝香(助産師・保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 出産が控えているお宅では、赤ちゃんとの生活に必要なものの準備を始めていることでしょう。 なかでも、必要かどうか迷うことが多...

2017/07/23 18:30掲載

炭酸飲料やコーヒーを子どもが飲んでいるけれど… 身体に悪影響はない?

炭酸飲料やコーヒーを子どもが飲んでいるけれど… 身体に悪影響はない?

執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー) 医療監修:株式会社とらうべ コーヒーや炭酸飲料の摂りすぎは、大人でも「良くない」と広く知られています。 それで...

2017/07/12 18:30掲載

スポンサーリンク

家族と暮らし

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...