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お酒とタバコ 喫煙の身体への影響
タバコは交感神経を刺激して血圧を上げ、脈拍を増やします。
アルコールと違って短時間で死に至るような中毒症状はないものの、ゆっくりと身体をむしばんでいきます。具体的には、一酸化炭素の増加で血中の酸素が不足し、血管を老化させて動脈硬化につながります。
また、タバコの煙に発がん性物質が検出されていることから、さまざまながんの発症の危険リスクとなり得ます。このほか、呼吸器疾患、心臓発作、脳梗塞を起こしやすくし、胃腸の働きを低下させて胃・十二指腸潰瘍などの発病因ともなります。
アルコールと違い、少量の摂取ではかえって健康にいいということはありません。アルツハイマー予防になるといった学説もありますが、広く認められるには至っていません。
タバコのリスク
・動脈硬化
・がん
・呼吸器疾患(肺気腫、気管支炎、喘息など)
・心臓発作
・脳梗塞
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍
・ニコチン依存症
など
お酒・タバコの周囲への影響
アルコールの過飲や依存症は、家族や周囲をトラブルに巻き込みます。
酔うと暴力的になる酒乱、子供への悪影響、仕事上のトラブル、離婚などを引き起こします。
また、社会的には飲酒運転の弊害があります。依存症による自殺問題も見逃せません。
タバコの場合は、「副流煙」が大きな問題です。受動喫煙で吸ってしまう副流煙には、ニコチンやタール、一酸化炭素などが主流煙より多く含まれています。その結果、疾病リスクも高まります。自分は吸わないが同居する夫が喫煙している場合、肺がんの発症リスクは1.3倍という報告もあります。
また、アルコールもタバコも、妊娠中の摂取による低出生体重児、先天性異常、SIDS(乳幼児突然死症候群)など、子供へのリスクも軽視できません。
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