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3000種類以上の化学物質
厚生労働省の情報によると、タバコから3044種類、タバコの煙からは3966種類の化学物質を分離できたという報告があります。また、このような化学物質のうち「人体に有害とされるもの」は250種類を超え、「発ガン性が疑われるもの」もベンゼンやカドミウムなど50種類を超えるそうです。
このようにタバコから多くの化学物質が検出される背景には、市販されている紙巻タバコの多くに香料や保存料などの添加物が使用されていることや、タバコ栽培の過程で使用される農薬、栽培地の土壌汚染なども関係しているといわれています。
タバコがカラダに悪い理由 タバコ農場で子供の健康被害も
2014年、国際的な人権NGOであるヒューマン・ライツ・ウォッチが、アメリカのタバコ農場で働く子供たちが、ニコチンや有毒な農薬による深刻な健康被害を受けていることを指摘しました。
また、2010年には北米の研究チームが、「中国製タバコの一部には、カナダ製タバコの約3倍の重金属(鉛、ヒ素、カドミウムなど)が含まれている」というレポートを英国のタバコ専門誌に発表しており、その原因を「タバコが栽培されている土壌の汚染」にあると報告しています。
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