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病気の症状として発生する 二次性頭痛と頭痛外来 についてご説明します。
作家で元都知事の石原慎太郎(いしはら・しんたろう)氏が2015年6月7日、講演中の島根県芸術文化センターで急な頭痛を訴え救急搬送されました。石原氏は過去に軽い脳梗塞を発症したことがあります。脳梗塞は再発が起こりやすいため、発症経験のある方はとくに頭痛に敏感になります。すぐに病院に向かうのが最良の選択です。
脳梗塞を発症したことがあったり、頻繁に頭痛に悩まされるという人は、いざというときに受診する医療機関を自宅や勤務先の近くに見つけておきましょう。医療機関によっては頭痛外来といって、頭痛に特化した診療を提供しているところもあります。
二次性頭痛と頭痛外来 :生命に危機があるかどうかの判断が最重要
頭痛外来で最初に行われるのは、生命の危機があるかの判断です。注意すべきは病気の症状として発生する頭痛で、これを二次性頭痛といいます。たとえば脳出血では徐々に頭痛が強くなり、手足のしびれ、言語障害、視野障害、意識障害をともなうこともあります。くも膜下出血は痛みをともなわないこともありますが、バットで殴られたような激しい痛みや嘔吐をともなうことがあります。(※くも膜下出血やくも膜下出血の再発についてはくも膜下出血の再発 を防ぐにはどうすればいい? をご覧ください。)
脳腫瘍の頭痛は朝方に発生し、起床後におさまるのが特徴です。このほか、髄膜内でウイルスや細菌が炎症を引き起こす髄膜炎や、頭部の外傷でできた血腫が脳を圧迫する慢性硬膜下血腫があります。
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