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二次性頭痛と頭痛外来 :再発しやすい脳梗塞に注意
脳梗塞は再発しやすく、とくに発症後半年~1年に再発するケースが多いといわれています。脳梗塞には心原性脳梗塞症、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞の3つのタイプがありますが、再発しやすいのは最初に発症したのと同じタイプの脳梗塞です。その理由は、最初の脳梗塞を発症させたのと同じ原因が残っているためと考えられます。過去に脳梗塞を発症したことがある人にとって、頭痛は、同じタイプの脳梗塞を再発しているかもしれないシグナルともいえるのです。
脳梗塞は血管の病気です。血管に関する欠陥を極力すくなくすることが大切です。原因になる病気には高血圧、糖尿病、高脂血症、不整脈などあります。これらを予防のためには野菜中心で玄米・玄麦・豆類を多くし、高脂質・高カロリーの食事を制限します。また、睡眠の改善、ストレス、アルコール、タバコを避けることが大切です。
2度目3度目の再発は予後を悪くするので、血液をサラサラにする薬の服薬を継続します。寝たきりや車椅子生活はどうしても運動不足になりやすく、健康管理が難しくなります。医師によく相談し、再発を防ぐ自助努力が必要です。
二次性頭痛と頭痛外来 :「いつもの頭痛」と油断してはダメ
原因がはっきりせず、命に関わるケースはまれですが、多くの人を悩ませている頭痛が一次性頭痛(慢性頭痛)です。身体的ストレス・精神的ストレスで生じる緊張性頭痛。反対に、緊張から解放されてホッとしたときに起きやすい片頭痛。このほか20~30代の男性に多く、お酒を飲んで脳の血管が拡張した際に生じやすい群発頭痛などがあります。こうした一次性頭痛はただちに生命の危機があるわけではないので、ついつい我慢してしまいがちですが、背景に重大な疾患が隠れていることもあるので、「いつもの頭痛」と油断するのは禁物です。
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