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10代の飲酒 : アルコールを分解する酵素の働き
体内に入ったアルコールの大部分は、肝臓で代謝されています。肝臓では、まずアルコールは酵素の働きによってアセトアルデヒドに分解され、さらにアセテート(酢酸)に分解されます。
アセテートは血液によって全身をめぐり、筋肉や脂肪組織などで水と二酸化炭素に分解されて体外に排出されるのです。
アルコールを分解する酵素は遺伝的な体質によってもその働きに差がありますが、10代ではまだ酵素の働きが未発達なため、過度な飲酒をした場合、急性アルコール中毒となってしまう可能性が高いのです。急性アルコール中毒になると、命を落とす危険もあります。
10代の飲酒 : アルコール依存症になりやすい
10代の飲酒 を防止する理由としてもっとも懸念されているのは、精神面の未熟さでしょう。「適度な飲酒をする」という判断力がないため、自己規制がききません。
そうした心の状態で飲酒をすると、周囲の誘いに乗って、一気飲みや大量飲みなど、危険な飲み方をすることがあります。
また社会性や精神的な強さをもっていないと、お酒に頼るようになり、次第に飲酒量や頻度が増えて「アルコール依存症」になります。
これは成人になっても起こり得ることですが、心身の未成熟な10代では陥りやすいといわれています。
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