(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
10代の飲酒 : 性的機能への影響
性ホルモンの分泌は、脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンによって調節されています。さらに脳下垂体は間脳の視床下部によってコントロールされているため、アルコールを大量に飲み続けると、10代の二次性徴に必要な性ホルモンの分泌に影響することも考えられます。
10代の飲酒 : 年齢の引き下げには反対する意見が多い
健康以外の面でも、若年者の飲酒は事故や事件につながりやすいため、飲酒禁止年齢については、慎重な議論が必要とされています。
現在、世界の約9割の国(167か国)が選挙権年齢は18歳としており、こうした国々では、選挙権年齢に合わせて成人年齢も引き下げているのが主流だそうです。しかし日本では、平成24年の内閣府の意識調査おいて、およそ75%超の人が「飲酒年齢については現行の20歳以上」でよいと回答しているそうです。
選挙権が与えられれば義務も負うべき。「だから成人扱いに」という意見もありますが、実際にはまだまだ身体と人格は形成段階にあります。民法や少年法などの変更については慎重な議論が必要でしょう。
参考:厚生労働省 e-ヘルスネット
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol
スポンサーリンク