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執筆:Mocosuku編集部
監修:坂本 忍(医学博士 公認スポーツドクター(日本オリンピック委員会強化スタッフ))
アルコールと脳の関係を考えたことはありますか?
「あの人の名前、えーっと……なんだっけ?」
年齢を重ねると誰にでも起きる物忘れ。でもお酒が好きな人にとっては、「もしかして飲み過ぎのせい?」と一抹の不安に襲われることもありますよね。
そこで、今回アルコールは脳にどんな影響を与えるのか。一緒に考えてみましょう。
アルコールで脳の萎縮は起こる?
高齢になると認知症患者が増えるのは、老化にともなう 脳の萎縮 が原因のひとつとされていますが、最近の研究で、お酒をたくさん飲む人の脳は、そうでない人に比べて、より小さく縮む傾向があることが分かりました。
(※厚生労働省eヘルスネット「アルコールと認知症」http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-007.html)
同じ年代の人で比べると、5年以上お酒を飲んでいる人の脳はそうでない人に比べて10〜20%程度余計に縮む傾向が多いようです。
摂取するアルコール量と萎縮の度合いはいわゆる「正の相関」で、飲酒量が増えるほど 脳の萎縮 傾向がみられ、また飲酒歴が長い人ほど進行が早いという研究結果も出ています。
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