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アルコールと脳の関係で、認知症になるリスクは4倍以上?
お酒好きの人にとってはショッキングな結果ですが、加齢によってただでさえ萎縮傾向にある脳にアルコールが拍車をかけるとなると、どんな症状が起きるのでしょう。
代表的なものはやはり、「記憶力や学習能力の低下」。物忘れをしやすくなったり、新しい知識を覚えることがいっそう難しくなることが考えられます。
さらにアルコールは「認知症」や「うつ病」になる危険性も高めます。高齢の男性を対象にした研究では、毎日のようにたくさんお酒を飲む人は、あまり飲まない人に比べて認知症を発症する危険性が4.6倍に、うつ病のリスクは3.7倍になると報告されています。
別の調査では、施設に入所している認知症の高齢者の29%が、大量飲酒が原因の認知症と考えられるという結果も出ています。
飲み過ぎが脳に悪影響を与えてしまうリスクはどうやら否定できないようです。
赤ちゃんの脳にもアルコールが関係する?
アルコールの脳への影響は、妊娠中の女性も注意が必要です。
お酒は胎盤を通じて直接胎児の脳にダメージを与え、知能障害や発育障害などの「胎児性アルコール症候群」という障害のある子供が生まれることがあります。
胎児の臓器が作られ始める妊娠3~8週間の飲酒が最も危ないとされますが、妊娠中は全期間を通じてリスクがあります。妊娠の可能性がある人は常に注意し、妊娠がわかったらすぐにお酒をやめましょう。
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