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一方で予防効果を果たすアルコールと脳の関係
「脳が縮もうが、酒はやめん!」そんな筋金入りの方もいるかもしれません。が、こうした研究成果をみると「お酒は飲みたいけど、脳が縮むのは避けたい」というのが多くの人の心情でしょう。
そんな人たちに朗報もあります。
高齢者の飲酒量と認知症のリスクとの関係を調べた研究で、1週間に缶ビール(350mL)にして1〜6本程度を飲む人がもっとも認知症の危険性が低く、まったく飲まない人や大量に飲む人よりリスクが低いことが判明。
また、中年時代の飲酒量と認知症の関係を調べた調査では、まったく飲まない人や大量に飲む人(1日に缶ビール4本以上)と比べて、1日にビール1本以下程度飲む人が高齢になったときの認知機能の低下がもっとも少ない結果に。
少量や普通の量を飲む人は、リスクが2割から4割も少ないと報告しています。
つまり、飲む量にさえ気をつければ、お酒はむしろ「脳に良い」可能性がありそうですが、ちなみに下戸の人が認知症予防のために飲んだとしても、効果があったという報告はないようです。
<参考>
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-007.html
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/kurashi/1004/wadai.html
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100015/032000006/?ST=food&P=1
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