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子宮外妊娠の症状 とは?
子宮外妊娠であっても妊娠反応は表れるため、妊娠検査薬を使えば通常通り陽性反応が出ます。正常妊娠との区別がつきにくい子宮外妊娠。いったいどのような症状がみられるのでしょうか?
生理がこない
子宮外妊娠は、妊娠している状態と同じのため生理がくることはありません。月経がこない場合は子宮外妊娠の可能性があります。とはいえ、通常妊娠の場合も生理がこないため、この段階で子宮外妊娠だと気づくことは稀のようです。
おりものや不正出血が続く
子宮外妊娠の場合、少量出血が見られることがあります。また、出血だけでなく血の混ざったおりものが継続的に続く人もいます。出血量が多くないため、妊娠初期にみられる少量出血だと勘違いする人も多いようです。一方で、子宮外妊娠の人のなかでも不正出血がない人もいるため、出血がないからといって安心できるわけではありません。
下腹部に痛みを感じる
子宮外妊娠のうちの9割以上が実感するのが、下腹部の痛みです。はじめは軽い痛みですが、子宮外に着床した受精卵の成長とともに、強い痛みに変化します。お腹が張るようなキリキリした痛みを感じ、継続的に続きます。
また、子宮外妊娠であってもつわりの症状が見られることもありますが、通常妊娠の場合のつわりと比べ、やや軽い症状でおさまるケースが多いです。
子宮外妊娠は早期発見が大切!
子宮外妊娠の場合、早いうちに摘出しなければ卵管が破裂し、出血多量でショックを引き起こす可能性があります。「月経がこない」「妊娠したけれど腹部の痛みが続いている」など、少しでも違和感を覚えた場合は、早急に診療してもらいましょう。
参考:朝日新聞デジタル(http://www.asahi.com/articles/ASH6Q2Q9SH6QUHBI00S.html)
監修:坂元忍(医師)
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