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巨大児 出産のリスクとは
巨大児 は主に次のような出産時のリスクが伴うことがあります。
難産になる
赤ちゃんが大きいために産道を通るのに時間がかかり、分娩の時間が長くなります。そのため、難産になることも多く、危険な場合には帝王切開する場合もあります。
分娩時の裂傷が大きくなる
赤ちゃんが大きいと分娩時の膣の裂傷が大きくなり、出血多量になる可能性もあります。そうなると、母子ともに危険な状態になりかねません。
赤ちゃんがケガをする可能性がある
また、赤ちゃんが産まれてくるときに産道に引っかかり、赤ちゃんの鎖骨が骨折してしまったり、ケガをしてしまったりする可能性もあります。
巨大児 になる原因とは
巨大児 が産まれてくる原因は、大きく分けて「遺伝」と「母体の高血糖」のふたつが挙げられます。遺伝が原因の場合は、特に注意することはありません。一方で母体の糖尿病が原因である場合は、胎盤を通じて胎児も高血糖になってしまう恐れがあります。血糖値をさげようとして胎児インスリンが大量に分泌され、赤ちゃんの体重が増加してしまうのです。
特に妊婦は「妊娠糖尿病」になりやすい
妊婦のうち12%が「妊娠糖尿病」にかかっていると言われるくらい、妊娠中は糖尿病になりやすい傾向があります。妊娠中に糖尿病を発病することも少なくありません。妊娠中は胎盤から分泌されるホルモンがインスリンの働きを邪魔するため、糖尿病になりやすいのです。「妊娠中だからたくさん食べないと…」と、食欲のままに甘いものばかりを食べすぎると、糖分をとりすぎて糖尿病になってしまうリスクがあります。
甘いものを食べたからといって 巨大児 が産まれてくるわけではありませんが、安全な出産には何よりも母体の健康が重要です。高血糖にならないよう、バランスのとれた食事を心がけましょう。
また、スレンダーな後藤真希さんであれば、あまり高血糖の心配はないかもしれません。いずれにしても、身体に負担をかけず、元気な赤ちゃんが産まれるといいですね。
監修:岡本良平(東京医科歯科大学名誉教授)
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