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つらい気もちを抱えながらの治療は珍しくない
実際に現在、糖尿病治療を行っている患者の中には、Dさんのように、しんどい気持ちを抱えながらも治療を受けている、という例はめずらしくありません。
一般的に、糖尿病の治療としてまず基本となるのは食事療法。そして、合併症や心臓の病気がないかなどを確認した上で、医師の指示のもと、日常生活の中で活動量を増やすための運動療法が取り入れられます。
食事・運動療法を2~4か月程度行い、それでも血糖値のコントロールができない場合は、飲み薬の適応となります。また、薬を飲んでも十分なコントロールが難しい場合、本来体内で分泌され血糖値を下げる役割をもつホルモンを、注射によって補う「インスリン療法」が行われます。薬やインスリン注射にはさまざまな種類があり、その人の症状やライフスタイルに合った、適切な治療を受けることが大切です。
糖尿病治療を継続していくコツ
糖尿病治療は、血糖値をうまくコントロールして、合併症を予防することが目的です。生涯続けていくものだからこそ、生活にマッチするものでないと継続が難しくなってしまいます。
また病気と生涯付き合っていくということは、すなわち、担当の医師とも長くつき合っていくことを意味します。担当医と信頼関係を築き、自分の状況について、いつでも何でも相談できる関係になれば、糖尿病ともつき合いやすくなります。
一方で疑問や不安を抱いたまま、言われた通りの治療を続けていると、精神的な負担ばかりが溜まってしまうこともあるのです。
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