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りんご病は子どもの頃かかりやすい病気のひとつですが、 妊婦のりんご病 にはどんな危険があるのでしょうか?
妊娠中にりんご病になると、お腹の赤ちゃんに影響がでる場合があります。感染しないためには、りんご病の特徴を知ることが大切です。
妊婦のりんご病 :子どもだけじゃない!大人でも妊婦でも感染する
この病気は、両頬に紅い特徴的な発疹が出ることから「りんご病」と呼ばれていて、ヒトパルボウィルスB19の感染が原因で発症します。
子どもの頃に感染することが多く、一度かかると免疫ができて、再びかからないと言われています。ですが中には、大人になってから初めてかかる人もいます。また、日本人妊婦の場合、抗体を持っている人は20~50%といわれていて、約半数以上の人は、妊娠中にりんご病にかかる可能性があります。
ウィルスは感染した人の鼻水や唾液などに含まれ、咳やくしゃみで飛び散ったり、鼻水や唾液などの体液が付着したものを直接あるいは物などを介して触ったりすることで、感染していきます。
4~15日の潜伏期間の後、微熱や少しだるいなど、風邪かな?といった症状があります。実は、この頃が1番ウィルスの排出量が多く、感染力が強い時期です。そして、発症してから10日ほどすると、両頬が紅くなるなど特有な症状が出て、りんご病と診断されます。しかし、すでにこの頃にはウィルスの排出量は低下し、感染力もなくなる時期となります。
大人の場合ははっきりと両頬が紅くならず、関節痛だったり、腕や足に小さい発疹が出たりといった症状が主に出ることがあり、麻疹や膠原病など、他の病気とまぎらわしい場合があります。
また、はっきりとした症状が出ず、知らぬ間に感染しているということもあります(不顕性感染)。
長引く場合もありますが、大抵は1週間ほどで自然に軽快していきます。
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