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フェロモンという言葉、何となく耳にしてはいますが、何を指しているのか、よくわかってはいないのでは?
「私には無縁」と思っている人もいるかもしれませんが、そうでもなさそうです。
フェロモンの語源はギリシャ語の、運ぶ(pherein)と刺激する(hormao)が合わさって、「刺激を運ぶもの(pheromone)」という合成語です。
化学物質としてのフェロモン
フェロモンは動物から発生されるにおいなどの化学物質です。
同じ種族の動物間で作用し、良く知られている「性フェロモン」も含めて、フェロモンの種類によって決まった反応が起こります。
そんなフェロモン。大きく分けると次の2つに分類されます。
リリーサーフェロモン
フェロモンによって、他の個体に決まった行動を起こさせます。
・性フェロモン:オス、・メスが惹きつけあう、交尾が可能なことを知らせる
・道標フェロモン:餌や住みかの場所などを知らせる
・警報フェロモン:敵の存在を知らせる
・集合フェロモン:交尾や越冬などのために仲間同士を集合させる
プライマーフェロモン
フェロモン物質をきっかけに内分泌に影響を与え、発育・発達・生殖などに影響します。
ハチやアリでは「女王物質」というフェロモンがあり、女王個体が出すフェロモンによって、他のメスの卵巣の発育が抑えられ、働く行動を起こすようになるそうです。
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