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執筆者:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
ご承知かと思いますが、アルコールは少量ならばリラックスしたり、会話が弾んだりに役立ってくれます。
だんはあまり主張しないのに、酒席ではアルコールの力でついホンネを出してしまい、「スッキリした」けど、「気まずい思いをした」という経験はありませんか?
お酒で出るホンネって、どうなのでしょう。
アルコールの効果
アルコールは身体のさまざまなところに作用して、影響を及ぼします。とくに、中枢神経に及ぼす「酔いの効果」については、一般的に血中アルコール濃度が150mg/dlくらいまでは、気分がさわやかになったり、活発な態度になったり、気が大きくなる、なれなれしくなるなど、脱抑制のリラックス効果を及ぼします。ただし、これ以上酒量が増えると、一転して鎮静効果を発揮し、ひどくなると意識混濁、昏睡といった「急性アルコール中毒」症状も呈します。
少し飲んでリラックスできて、ふだん心の中にとどめている「ホンネ」が、脱抑制によってポロッと出てしまうこともあります。それが、場合によっては相手かまわず、くどくどネチネチと、感情を爆発させるような出し方になると、周囲も迷惑したり、不愉快な気持ちになったりしますね。
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