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誘因にはパターンがある場合も
偏頭痛の誘因のひとつとして、「ストレスからの解放」があります。ストレスによって収縮していた脳内の血管が、解放されたと同時に一気に緩んで偏頭痛が起こると考えられているのです。休日になってホッとした時に、決まって痛みが出る人もいます。
このように、偏頭痛が起こるときにの生活パターンが見えてくることがあるため、いつ、どこで、何をしていた時に頭痛が起きたか、治ったときに思い出して、その時の状況を克明に記録しておくと、予防や対処法として活用できます。
たとえば、偏頭痛を誘発する可能性のある食べ物には、赤ワイン、チーズ、チョコレート、ハム・ソーセージなどがあります。
食事がきっかけになっている場合は、偏頭痛がおきる前の食事内容を書き出して記録しておけば、偏頭痛の誘因となり得る食べ物の摂取を控えることが可能です。
また、騒音がきっかけになる人は、できる限り人ごみを避けたり、日差しがきっかけになる人は日傘やサングラスを使うなど、偏頭痛が起こりやすい環境を避けることもできます。
偏頭痛には「前兆症状」が出る場合も
偏頭痛を持つ人のなかには、頭痛発作が出る数時間前に前兆を伴うことがあります。
その症状として多いのは、目の前にチカチカした光が見えたり、視界が欠けたりする「閃輝暗点(せんきあんてん)」です。
数分から長い場合は1時間ほど、このような症状が続いた後、激しい頭痛に襲われます。その他にも、顔や腕、脚などにチクチクした感じが現れたり、しびれを伴う感覚障害が起きるなど、人によってどのような前兆が出るかはさまざまです。
いったん始まると止めることは難しい症状ですが、こうした前兆症状を医師に伝えることで、軽度・中程度の発作のときになるべく早く飲むといい薬、激しい発作のときの特効薬など、段階に応じた処方をしてもらえる場合もあります。
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