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出産後の女性はまるで別人!?
そして出産後、赤ちゃんに授乳をしたりおむつをかえたりする姿は、すっかり「母親」。
一見すると頼もしく、気丈にみえるかもしれません。
ですが、妊娠中に胎盤でつくられていた女性ホルモンは出産によって一気に減少します。
ホルモンバランスに劇的な変動がおこることで、女性の心身にも大きな影響を与えます。たとえば、落ち込みやすい、涙もろいといった一方で、イライラしやすいといった感情の不安定さがみられます。
これを見て、「妻は産後、すっかり変わってしまった!」と思う夫も多いでしょう。
しかしこれは産後の女性なら誰もがカラダの中で起こる変化です。自分自身でもコントロールできないところで生じているものなのです。
出産後の夫婦のすれ違い「産後クライシス」
そんなココロの不安定さに加え、育児は24時間まったなし。
日々寝不足で疲れている中、いちばん近くで理解してほしい人に大変さをわかってもらえなかったらどうでしょう?
夫はそんなつもりはなくても、妻はココロの不安定さもあり不安や孤独を感じやすくなります。それがまた、育児をより大変なものにしてしまっていることもあります。
一方、夫側も妻が育児に一生懸命なのに対して疎外感を感じることがあります。
その結果、お互いの気持ちのすれ違いが起きてしまうのです。
数年前、メディアの情報番組でこの問題を取り上げられました。そして、産後に起こりやすく、離婚のリスクにもなり得るこの夫婦の危機的状況を「産後クライシス」というようになりました。
実際、厚生労働省の調査においても、子どもが0~2歳の時に離婚をする夫婦が一番多い、という結果が出ています。
ではこのような状況を克服するにはどうしたらよいのでしょうか?
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