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出産後の危機的夫婦関係克服には
はじめに、女性は妊娠中から「母親」になっていくとお伝えしました。
一方で夫は、子どもが生まれた後、子どもとふれ合い、かかわることで日々「父親」になっていきます。もちろん最初はどうかかわったらいいか戸惑うことも多いでしょう。
それでも、抱っこやお風呂などを通じて、父親が五感を使って赤ちゃんにふれあい、また赤ちゃんからの五感を使った反応を父親が体感することで、親子の関係性が築かれていきます。
このようなふれあいを日々積み重ねていくことで、少しずつ父親としての自覚・自信につながっていくのです。
もちろん妻もまた、同じような関係性を日々築くことで、より「母親」になっていきます。
このように、親になるスピードが男女で違うことを、まずは夫婦ともに知っておくことが重要でしょう。
また、とかく夫婦間の会話は「今日はこんなことがあった」といった、できごとのやり取りだけになってしまいがちです。
今日はこんなことがあって「大変だった」「うれしかった」「悲しかった」など、気持ちを伝え合い、またその気持ちをお互いキャッチしようと意識することは大切ですね。
<執筆者プロフィール>
青井 梨花(あおい・りか)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー
株式会社 とらうべ 社員。病院や地域の保健センターなど、さまざまな機関での勤務経験があるベテラン助産師。
現在は、育児やカラダの悩みを抱える女性たちの相談に応じている。プライベートでは一児の母。
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