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頭痛と花粉症:その対処法
簡単に言えば、花粉症の頭痛は、鼻粘膜のアレルギー反応と、鼻の通りの悪さが原因です。
鼻粘膜のアレルギー反応を抑えるには、医療機関で抗アレルギー薬を処方してもらいましょう。花粉症の症状は風邪に似ている部分もありますが、水のようなサラサラした鼻水と目のかゆみは花粉症特有のものです。
風邪であれば、一般的には目のかゆみはありません。また、屋外で症状が強くなる点も花粉症の特徴です。花粉症かも、と思ったら耳鼻科を受診して症状を伝えましょう。
自宅でできるセルフケアとしては、お風呂や温かい飲み物の湯気で鼻の通りをよくしておくことです。そうすることで脳に酸素が十分供給されるようになります。
また、鼻水を強くすすってしまうと、花粉をさらに鼻の奥(副鼻腔)まで送り込み、副鼻腔炎をひどくします。
鼻水はできるかぎりすすらず、鼻をかんで外に出すようにしましょう。そのほか、就寝時は枕を高くすると、鼻閉感が改善され、睡眠不足による頭痛も緩和されます。
初期療法が効果的な花粉症
花粉症には、初期療法が有効です。花粉症の症状が出る前に、治療を始めると症状の発症を遅らせたり、和らげたりすることができます。花粉症が出なければ頭痛に悩まされることもないので、毎年花粉症でお困りの方は、早めに対策を検討することをお勧めします。
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
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