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執筆:南部 洋子(看護師)
監修:川口 佑(医師、新宿ストレスクリニック院長)
偏頭痛で苦しんでいる人は多いもの。
原因のわからない頭痛に悩んでいる人もいるでしょう。偏頭痛にも様々な種類があります。
そこでここでは“ヘルメットで締め付けられるような痛みを感じる”という「緊張型頭痛」についてご紹介したいと思います。
老若男女問わず起こる「緊張型頭痛」
「緊張型頭痛」は、日本では約20~30%の人にみられる頭痛です。
この頭痛は特定の年代ではなく、子どもから高齢者までどの年齢層にもみられます。緊張型頭痛には、頻繁に症状が起こる「慢性緊張型頭痛」と、時々頭痛がおこる「反復緊張型頭痛」の2つがあります。
緊張型頭痛の症状は?
緊張型頭痛は痛みが30分~7日間ほど続きます。
頭の周囲を締め付けたような痛みは「きついヘルメットをかぶったよう」「締め付けられるような痛み」などと表現されることが多いです。
この頭痛は、首から肩、背中の筋肉が緊張することで起こります。筋肉の緊張が高まると血流が悪くなり、筋肉のなかに乳酸やピルビン酸などの老廃物がたまります。
これが周囲の神経を刺激し、締め付けられるような痛みを引き起こすのです。
慢性型緊張頭痛の場合は、頭全体や後頭部、首筋などに痛みを感じます。身体を動かすことで痛みは軽くなるので、家事や仕事を続けることが可能です。
頭痛以外の症状としては肩や首のこりやふらつき、めまい、全身のだるさを伴います。
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