(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:大田 あこ(薬剤師)
皆さんは「セルフメディケーション」という言葉をご存知でしょうか?
高齢化社会といわれる近年、生活習慣病の増加などに伴い、健康の維持、病気の予防への関心が高まっています。
今回は、セルフケアのひとつ「セルフメディケーション」に着目し、そのメリットや対象となる薬についてご説明します。
セルフメディケーションとは
「セルフメディケーション」とは"Self-Medication"、直訳すると「自己治療」ですが、WHO(World Health Organization:世界保健機関)では、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。つまりは、「自分の健康は、自分で管理し守っていこう」ということですね。
実際には、軽度の発熱、腹痛、腰痛などの症状は、病院やクリニックを受診する前に、薬局・薬店で症状にあった市販薬を自分で購入し様子をみる、という行動になるでしょう。
セルフメディケーションは、自己責任で薬を選択し使用します。
ですから、セルフメディケーションを取り入れる際は、「どの程度の症状であれば自分で対処可能か」を判断するため、病気に対してある程度の基礎知識が求められます。
なおかつ、薬の使用方法、注意点の認識も必要でしょう。
スポンサーリンク