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対象となる薬について
2017年1月1日以降に購入した、厚生労働省指定の成分を配合した市販の医薬品(OTC医薬品)が対象となります。
具体的には、医療用に使用されていた医薬品が市販薬としても販売されるようになった、スイッチOTC医薬品のことを指します。
対象商品には、「セルフメディケーション税控除対象」マークがパッケージに表示されています。
ただし、表示がなくても対象製品であれば、制度は受けられます。
申請には、領収書(レシート)が必要ですので保管しておきましょう。
セルフメディケーション活用のポイント
セルフメディケーションをサポートするパートナーとして、かかりつけ薬剤師・薬局を持つことをおすすめします。
かかりつけ薬剤師は、担当する患者の服用歴、副作用歴、服用状況などを把握していますから、薬の選択などについて的確にアドバイスし、症状から判断して医療機関の受診をすすめることもあります。
さらに、毎回同じ薬剤師に相談ができるという点から安心感も生まれます。
まとめとして、セルフメディケーションに取り組むにあたり、日ごろから体重や血圧など、自宅でバイタルチェックをしておくと、健康管理に役立ちます。
健やかな毎日を送るため、セルフメディケーションを上手に取り入れていきましょう。
【参考】
厚生労働省「セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124853.html)
<執筆者プロフィール>
大田 あこ(おおた あこ)
薬剤師。某大学病院で調剤業務ならびに病棟薬剤業務に12年従事。現在は育児に奮闘しながら医療系記事の執筆を中心に活動中。
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