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執筆:井上愛子(保健師・助産師・看護師・保育士。)
飲酒や喫煙による健康被害が取り沙汰されることが増えてきた昨今。健康リスクに影響するのはお酒やタバコに限りませんが、両者とも身近な嗜好品であり、またなかなか断ちにくいという共通項があります。
そこで、ここではあえて、お酒とタバコ のリスクについて比較してみたいと思います。
お酒とタバコ アルコールの身体への影響
多量のアルコールを短時間に摂取すると、急性アルコール中毒に陥って死亡することがあります。
また、アルコールは高血圧や循環器(心臓・血管)の病気へのリスクを持っています。不整脈、心肥大、心不全の原因とも言われています。
また、アルコールの分解時に生じる活性酸素は、DNAを傷つけてガンの発症リスクを高めると言われています。ほかにも、肝臓、胃、十二指腸、膵臓、脳など全身のさまざまな臓器への障害も引き起こします。
一方で、適量とされる1日20g以内(純アルコール換算)であれば、「百薬の長」として心筋梗塞などへの予防効果もあると言われています。ただし、アルコールの適量には個人差があるので、1日20g以内だから誰でも安心というわけではありません。
お酒のリスク
・急性アルコール中毒
・高血圧
・循環器系の疾患(不整脈、心肥大、心不全)
・がん
・肝臓、胃、十二指腸、膵臓などの障害
・脳の疾患(脳萎縮、脳出血、脳梗塞、くも膜下出血など)
・アルコール依存症
など
※くも膜下出血やくも膜下出血の再発についてはくも膜下出血の再発 を防ぐにはどうすればいい? をご覧ください。
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